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屋久島
概要
屋久島は、九州大隅半島の南南西約60kmの海上に位置する島。鹿児島県熊毛郡屋久島町に属し、近隣の種子島や口永良部島などと共に大隅諸島を形成しています。 面積504.88km2、円形に近い五角形を呈しています。豊かで美しい自然が残されており、島の中央部の宮之浦岳を含む屋久杉自生林や西部林道付近など、島の面積の約21%にあたる107.47km2がユネスコの世界自然遺産に登録されています(世界遺産への登録は1993年)。 世界的に特異な樹齢数千年のヤクスギをはじめ、多くの固有種や絶滅のおそれのある動植物などを含む生物相を有するとともに、海岸部から亜高山帯に及ぶ植生の典型的な垂直分布が見られるなど、特異な生態系とすぐれた自然景観を有しています。 世界遺産の登録基準の(vii)(ix)に該当し、登録に際してのIUCNの評価は次の通りです。
  • (vii)小さな島の中に、中心部の山岳地帯とともに、2000m下には海岸線の突出部が存在。他に類を見ない日本スギの優占する良好な生態系を有する。
  • (ix)他地域で失われつつある温帯地域の原生林という特異な遺構が存在。海岸線に沿った広葉樹林、これに続く温帯針葉樹林、さらに中央部の冷帯のササ原まで広がる植生。自然科学の各分野の研究-生物進化論、生物地理学、植生遷移、低地と高地の生態系の相互関係、陸水学、温帯地域の生態系の変異等-を行う上で非常に重要。


屋久島
屋久島
縄文杉
縄文杉
主な植物・動物

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