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彦根城
概要
彦根城は、江戸時代に滋賀県彦根市金亀町にある彦根山に、井伊氏の拠点として置かれた平山城です。山は「金亀山」との異名を持つため、城は金亀城(こんきじょう)とも言います。多くの大老を輩出した譜代大名である井伊氏14代の居城でした。国宝の天守、附櫓(つけやぐら)および多聞櫓(たもんやぐら)のほか、安土桃山時代から江戸時代の櫓・門など5棟が現存し、国の重要文化財に指定されています。中でも馬屋は重要文化財指定物件として全国的に稀少なものです。天守が現存する国宝四城の1つとして数えられています。 彦根城は、琵琶湖に面した丘の周囲に濠を巡らした内郭と、さらにその周囲をとりかこむ外郭から構成されています。内郭は丘の自然地形を活かして城郭の防御的部分と城主の居館を築き、外郭には位の高い武家の屋敷を配しました。外郭の周囲にも濠が巡り、外側には一般居住地と商業地からなる城下町があり、そのさらに外側にも濠が巡らされています。街路の形態などにも、城下町特有の町割りが残っています。 世界遺産登録基準における(i)(ii)(iii)(iv)の要件に該当すると考えられています。
  • (i)彦根城は、彦根山の地形や立地を活かした縄張り(防御構造)が図られているとともに、日本の近世城郭最盛期の防御技術を駆使して築城されている。また、城郭建造物は、さまざまな破風などを組み合わせて独特で優美な外観を構成しており、日本の近世城郭史上極めて美的完成度の高い建造物群である。防御施設として、また権威の象徴として、17世紀初頭の英知を結集した城郭である。
  • (ii)彦根城は、天守や櫓など日本を代表する城郭建造物で構成されている。また、その城下町は400年前の都市計画によって計画的に町割りが図られ、城郭都市特有の「どんつき」「くいちがい」などの町割りを良好に残すなど、日本の城と城下町の典型的な姿を今日に伝えている。
  • (iii)防御にさまざまな工夫を凝らした城郭建築・城郭構造、書院をはじめ能舞台や茶室・庭園などで構成される御殿建築、そして、動産ではあるが彦根藩主井伊家に伝来した武器武具などの表道具、能面・能装束、茶道具、調度品、そして歴史資料などが豊富に保存されており、それらが一体となって江戸時代の大名文化の精華を明瞭に伝えることができる無二の存在である。
  • (iv)日本の長い城郭発達史の最盛期に築かれた天守や櫓などの城郭施設と、城主の居館としての御殿建築が共に姿をとどめるとともに、400年前の都市計画によって新しく造られた城下町が良好に残っており、日本の近世を代表する完成された城郭都市として顕著な見本である。


彦根城天守
彦根城天守
玄宮楽々園
玄宮楽々園
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